出窓は、窓ガラス側にレース、部屋側に厚地カーテンを付ける方法が基本です。すっきり見せたい場合はロールスクリーンやブラインド、小窓・賃貸ではカフェカーテンも候補になります。レール位置、夜の目隠し、窓の開閉を先に確認して選びましょう。
出窓カーテンはどうしてる?迷ったときの結論

出窓は、窓ガラス側にレースカーテン、部屋側に厚手のドレープカーテンを付ける方法が基本です。ただし、窓まわりをすっきり見せたい場合はロールスクリーンやブラインド、賃貸で穴を開けにくい場合は突っ張り式のカフェカーテンも選択肢になります。レースだけで過ごす場合は、夜に室内が透けやすいため、ミラーレースでも必ず夜間の見え方を確認しましょう。

| 選択肢 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| レース+ドレープ | 目隠し・遮光・装飾性を両立したい | レール位置と採寸を先に確認 |
| ロールスクリーン | 窓まわりをすっきり見せたい | 左右の隙間から光が入りやすい |
| ブラインド | 光や視線を細かく調整したい | 出窓の形状によって設置しにくい |
| カフェカーテン | 小窓・賃貸・費用を抑えたい | 上部や下部の目隠しが不足しやすい |
| 何も付けない | 外から見えず日差しも弱い | 夜の視線・紫外線・冷気を要確認 |
購入前に確認する6項目
- 窓の開き方とハンドルの動く範囲
- レールが窓側か部屋側か、シングルかダブルか
- レール端から端までの幅と、ランナー下から裾までの丈
- 出窓天板へ生地が触れない丈と、結露しやすい場所
- 昼だけでなく夜に外から室内が見えないか
- 賃貸の穴あけ可否、下地、製品重量、操作コードの安全性
この6項目のどれかが不明な場合は、商品を先に決めず、窓全体・レール・ハンドルの写真と実測値をそろえて確認しましょう。採寸方法は「カーテンサイズの正しい測り方」、夜の透け方は「ミラーレースは夜に見える?」も参照してください。

出窓についての勘違いをなくそう!

出窓とは建物の外壁から外側に突き出した窓で、様々なタイプが存在します。
適切なカーテンを選ぶためには、出窓の大きさや形状、開閉方式、レールの種類などを把握することが重要です。
出窓は形状とレール位置で必要寸法が変わるため、見た目より先に「窓の開閉を妨げないか」「レールをどこへ付けるか」「夜の視線を遮れるか」を確認すると失敗を減らせます。
既製品で対応できる場合もありますが、台形・弓形のレール、複数面の採寸、下地確認が必要な場合は、窓全体の写真と寸法を用意して施工店や専門店へ相談してください。
一般的な出窓の大きさは?
国土交通省の床面積算定基準では、出窓の下端が床から30cm以上、外壁面からの突出が50cm未満、見付け面積の2分の1以上が窓である構造は床面積に算入しないとされています。ただし、税の扱いは自治体や個別の構造で異なり得るため、固定資産税については自治体へ確認してください。
出典:国土交通省「床面積の算定方法について」(2026年8月1日確認)
この基準は床面積算定の扱いを示すもので、カーテンの採寸基準ではありません。カーテンは既存レール、窓枠、ハンドル、開閉軌跡を実測して決めます。

天井まで連続する形状、地袋を含む形状などは、上記の条件だけで床面積算入の可否を判断できません。建築・税務上の確認が必要な場合は、図面を基に自治体や専門家へ確認してください。
出窓の幅に一律の標準値を当てはめず、レールの端から端、窓枠内、奥行き、各面の幅を実測します。既製サイズだけで決めると、中央やコーナーに隙間が生じることがあります。
サンルームは出窓と違う

立派なお家ですと、サンルームがある場合もありますが、これは出窓とは違います。
お店に行って相談する時なども、サンルームとお伝えしたほうが良いので混同しないようにしましょう。
一般的な出窓の形状は?
出窓の形状は、「ベイウインドウ」と呼ばれる台形出窓、「ボウウインドウ」と呼ばれる弓形出窓があります。
ベイウインドウは「正面の大きな窓が引き違い窓で、両サイドがはめ殺し窓」のタイプと 「正面の大きな窓がはめ殺し窓で、両サイドが縦のすべり出し窓」のタイプが多く見られます。
ボウウインドウは、同じサイズの窓を3枚以上並べて弓形に張り出した出窓で、縦のすべり出しと、はめ殺しを組み合わせることが可能です。使用する窓ガラスの枚数が多いほど、張り出すラインが曲線に近くなります。
はめ殺し(はめころし、はめごろし)とは、壁などに直接はめ込まれた、開閉することができない窓のこと。はめ殺し窓(はめころしまど、はめごろしまど)、フィックス窓(フィックスまど、英:Fixed window)ともいう。「フィックス(Fix)」は「固定する」の意。
引用:wikipedia

コーディネートやレールの配置に影響するので、まずは自分のお部屋の出窓の形状を確認してみると良いですね。
出窓カーテンはどうしてる?レール位置と選び方とポイント
出窓はレールの形状や取り付け位置によって必要寸法が変わります。注文前に「カーテンサイズの正しい測り方」を確認し、レール基準で採寸しましょう。
出窓は通常の窓と比べても少し変わった形をしていることが多いせいか、どうしたら良いのか分からないという人が多いようです。そこで当サイトでも「みんなは出窓のカーテンどうしているの?」というアンケートを取ってみたので紹介していければと思います。
出窓にはカーテン?ブラインド?何が付いている?
まずは、出窓に何が付いているのか聞いてみました。

インターネット上にはレースのみや、シェードをおしゃれに使っているケースなども多く見られましたが、今回のアンケートでは圧倒的に出窓にはカーテンを付けているという方が大多数でした。
出窓に付けるカーテンの位置はどこ?

次に、窓枠に沿うように装飾をしているのか、もしくは出窓スペース全体が隠れるようになっているのかを聞いた結果がこちら。

この結果を見ると、出窓をどのように装飾しているかは人それぞれという事が分かりますね。
出窓はお洒落な場所でありながら、「これが正解!」というのが存在していない事が悩んでしまう原因だったようですね。
ただし、インテリアコーディネートの視点で考えると出窓は壁からくぼんでいるため、カーテンは窓ガラスに沿ってレースカーテン、壁に沿ってドレープカーテンを吊るすのがまとまりが良いはずです。

壁側のドレープは直線レールで納まる場合がありますが、窓側のレースは出窓の平面形状に沿うレールが必要です。一般にベイウインドウは角のある多面形、ボウウインドウは弓形の連続面です。既存レールの曲がり方と窓の開閉軌跡を確認してから採寸してください。
参考:LIXIL「出窓のメリットとデメリット」(2026年8月1日確認)
出窓用のカーテンレールには、出窓の形状に合わせて自由にカーブするレールがあります。サイドの壁の窪んだ位置から反対側サイドの壁までカーブレールを設置することで、レースカーテンを吊るしたときに出窓のガラス全体を覆うことができます。
簡易に出窓用カーテンレールを付けるなら

新築であれば設計の段階で、中古や賃貸の方は基本オーダーメイドで作っていただく事を推奨しています。ただ、緊急で出窓にカーテンレールが必要な場合は、簡単に手で曲げながら設置できる商品も発売されています。
サイズ調整などは自分で行ないカッター等で切断していくものなのでそれなりに設置が大変であること、耐久性などはよく調べてから購入することをお勧めします。
壁側のカーテンレールは簡易なものだとダサく見えてしまうかも


壁側に取り付けるカーテンレールは出窓の奥部分と違いとても目立つパーツになります。レールの種類やスタイルにそれほど拘らなくて良いかという人も、ここだけは手を抜いてしまうとお部屋の印象が一気に悪くなってしまうかもしれません。
新築時や入居時にすでにまともなカーテンレールが付いている場合は良いと思いますが、新たにカーテンレールを取り付ける場合は是非、地域の専門会社さんに依頼する事をおすすめします。
出窓につけるカーテン生地の選び方
出窓のカーテンと言っても選び方は通常のカーテン、オーダーカーテンと似ている部分が多くあります。よりインテリア性が高く、人目にもつきやすいという点も含めて考えると、各フェーズごとに気にしておきたいポイントは以下の通りとなります。
| ポイント | 説明 |
|---|---|
| 出窓の形状 | 出窓の形状に合わせて、カーテンの形状を選ぶ。突出部分のある場合は、カフェカーテンやプリーツスクリーンなどの短いタイプを選ぶのがおすすめ。 |
| 色や柄の選択 | 出窓が北向きで暗い場合は、明るい色や柄を選ぶと部屋全体が明るくなります。南向きで日差しが強い場合は、暗い色を選ぶと遮光効果があり、涼しげな印象になります。 |
| 素材の選択 | 出窓の目的に合わせて素材を選ぶ。遮光性が高いもの、通気性が良いもの、防音性があるものなど、機能性に応じて素材を選択するのがおすすめ。 |
| カーテンの長さ | カーテンの長さは、出窓の高さに合わせて選ぶ。床から2~3cmのところにカーテンがあると、おしゃれで適度な間接照明が得られます。 |
| デザイン性 | カーテンのデザインは、部屋の雰囲気を決定します。出窓がある場所が明るい場合は、暗い色を選んでアクセントを出すのがおすすめ。逆に、出窓がある場所が暗い場合は、明るい色や柄で明るさをプラスすることができます。 |
出窓におすすめのカーテンは?

装飾性の高い出窓には、カーテンも思い切りおしゃれにコーディネートしましょう。
出窓はその特殊な形状から、カーテンも多彩なデザインやスタイルがあり、特に窓ガラス側に吊るすレースは装飾性において出窓を楽しむ醍醐味でもあります。
出窓におすすめのレースやドレープカーテンを、スタイル別にご紹介します。
出窓側に吊るすレース
出窓の窓ガラス側に吊るすレースのスタイルは、スカラップアーチやバルーンシェード、セパレートタイプ、クロスオーバーなどがあります。

ロールスクリーンについては、別ページにて詳しく解説しています。
お部屋をすっきり見せられるので最近では住居でも利用している方が多いアイテムです。是非、下記ページもご覧ください。

スカラップアーチ

裾のラインがアーチ状で横長の出窓をおしゃれに飾ります。ボイルレースの裾にフリルやマクラメが施されているものが多くあります。裾のラインはアーチ型のほかにも、変形M型などさまざまな曲線があり、出窓をエラガントに演出します。既製品ではギャザーを調整して寄せることができるタイプもあります。
布を縫い縮めて寄せるひだ。洋服のフリル部分などをイメージすると分かりやすいですね。
バルーンシェード

バルーンシェードは上下に開閉するローマンシェードのひとつで、シェードを上げた時に裾の数箇所がバルーン状にたくし上げられるカーテンです。フェミニンなイメージに窓辺を飾ります。
セパレートスタイル

数枚のレースカーテンを並べて吊るすセパレートスタイルです。カーテンレールに通す上部は繋がっていることもあり、セパレート部分の1枚ずつをタッセルで結びます。ボウウインドウの場合、窓ガラスの枚数に合わせるとおしゃれです。
クロスオーバー
クロスオーバーは、両開きの左右のカーテンが中央で重なるスタイルです。
重なり分は窓幅の3分の1が一般的です。カーテンのトップはレールに固定されるので、タッセルで束ねた時に左右のカーテンが重なり美しいたるみが生まれます。
カーテンの形状は通常の長方形ではなく、重なった時に中央の生地が届くように中央を長めにして仕立てられるので、常にタッセルで束ねられた状態にしておきます。横から裾にフリルなどをあしらうと、さらに華やかな出窓になりますね。
壁側(出窓手前)に吊るすカーテン

壁に沿って吊るすカーテンは、閉めてしまうと出窓が見えなくなるので、腰高窓などと同じように選ぶことができますが、ポイントはカーテンを開けた時に窓ガラス側に吊るしたレースカーテンとの相性やバランスです。
両開きのドレープカーテンならコーディネートしやすいので、お部屋のテイストに合わせて色や柄を選ぶと良いでしょう。
スタイルカーテン
出窓の壁に沿って吊るすカーテンのスタイルも、デザイン性の高いものがいろいろあります。カーテンを開けた時、窓ガラスに吊るしたレースのスタイルに合わせてコーディネートしましょう。
窓側のレースをバルーンシェードにしたのなら、壁にはすっきりとプレーンシェードやシャープシェードがおすすめです。
シェードを降ろした時と上げた時のイメージががらりと変わります。トップオリートメントにカーテンバランスを合わせたり、シェードのボトム部分の生地を切り替えるなど、アレンジ次第でさまざまなイメージになります。
ここまでは、窓側にレース、壁側に厚手のカーテンを吊るすコーディネート方法をご紹介してきましたが、窓ガラス側もしくは壁側に、ダブルシェードで飾る方法もあります。
ダブルシェードは、前幕が厚手の生地、後幕にレース地が組み合わさるシェードです。
シェードは閉めるとフラットなスタイルなので、すっきりとした窓空間になります。開けるときは前幕と後幕の昇降位置をそれぞれ調整できるので、調光が自由自在です。
カーテンバランスで出窓コーデをワンランクアップ

出窓を飾るにはカーテンバランスもおすすめです。カーテンバランスとは、カーテン上部に施す前飾りでいろいろなデザインがあります。
バランスは窓ガラス側のレース、壁側のドレープの両方につけるとしつこくなるので、どちらか片方にコーディネートすることをおすすめします。
窓側のレースにつけるバランス
バルーンシェードやスカラップアーチに合わせてバランスをつけると、フェミニンさも倍増します。ギャザーバランスや、フリルバランスなどで可愛らしい出窓を演出しましょう。
壁側のカーテンにつけるバランス
大きな柄の生地にはフラットバランスがおすすめです。ヒダやギャザーがなく、柄そのものがバランスで楽しむことができます。
バランスの裾のカットも直線だけではなく、アーチ型や変形スカラップ型などのカットバランスを取り入れてもいいですね。裾のラインにトリムやコードを施したり、異素材のフラットバランスを重ねたり、多彩なアレンジが可能です。

窓側のバルーンシェードに合わせて、壁側のカーテンにはスワッグバランスをコーディネートしてみましょう。
3スワッグ、5スワッグとスワッグの数をシェードのバルーンの数に合わせるとバランスが良くなります。もしくは、1スワッグ&テイルでクラシックエレガントにまとめてもおしゃれですね。
装飾レールやタッセルも出窓とは相性抜群
出窓にはカーテンだけでなく、レールやタッセルにもこだわってみませんか?
ドレープカーテンなら、ナチュラル感のある木製ポールやクラッシックなアイアンレールなど、装飾レールを利用するとアクセントになります。
またタッセルを別生地でつくったり、豪華な房飾りをつけたり、アイデア次第でますますおしゃれな出窓になります。
タッセルについては下記に詳しくまとめました。

出窓につけるカーテンのおしゃれなコーディネート例
細かい話に入る前に出窓につけるカーテンのコーディネート例を見てイメージを膨らませておきましょう。
出窓×バルーンシェードのコーディネート

オーダーカーテン専門店に依頼するとやはり魅力的な窓にしてくれますね。ただでさえ素敵な出窓が一層お洒落に見えます。

こちらが下ろした状態の写真。こちらにドレープのカーテンをあてる事になりますね。お部屋への光の入り方等、既製品では演出できないクオリティです。
白色のバルーンシェードは、出窓に取り付けると柔らかく優雅な印象を与えますね。窓辺に面する部分が明るくなり、開放感のある空間を演出することができます。軽い素材だと、風通しもよく、夏場には涼しさを感じさせます。
白色は、清潔感があり、明るい印象を与えるため、多くのインテリアスタイルに合わせやすく、使い勝手の良いカラーと言えます。出窓に白色のバルーンシェードを取り付けることで、お部屋のアクセントになり、快適な空間を印象付けてくれますね。
ビタミンカラーで元気な出窓を演出

使っている生地はDESIGNERS GUILDの「MANHATTAN」シリーズ「DELANCEY」という生地。グリーン越しに光が射すのも素敵ですね。
輸入生地のリネンカーテンで大人感を演出した出窓

こちらは輸入カーテンの専門店ルドファンさんの施工事例。木製サッシとスペインからの輸入生地がばっちり合っていて大人感の強い出窓になっています。
ナチュラルな雰囲気が素敵なコーディネート例です。
出窓にリネンカーテンを取り付けることで、自然光が差し込んだお部屋にやわらかい光が広がり、リラックスした空間を演出することができますね。

シルエットシェードとタペストリーで出窓の3方向を飾る

ハンターダグラスのシルエットシェードを正面に、両サイドの窓は透け感のないレースのタペストリーで仕立てた事例。出窓の両サイドの窓は巾が小さいことが多く、製作寸法に満たない場合があります。
しかし、専門店に依頼すると上手にまとめてくれるのでやはり安心ですね。
その他お洒落な出窓カーテンコーディネート例

既製品ではやはり出せないクオリティという事が分かりますね。出窓をコーディネートする時にはいくつか選択肢があると思いますが、是非参考にしてみてください。
出窓には装飾性の高いカーテン選びを
出窓のカーテンの選び方をご紹介しましたが、いかがでしたか?
装飾性の高い出窓は、ウインドウトリートメントのコーディネートも力を入れたいところです。
出窓の形状に合わせたスタイルで、素敵な窓空間を演出してくださいね。
インテリアの中でもカーテンが与える印象というのがとても大きいのですが、出窓は特に注意が必要な箇所となります。
いろいろ出来るが故に難しい。だけどシンプル過ぎると印象を悪くしてしまう。他の箇所よりも採寸からプロに任せてしまうのがお得なのではないかと思います。
また、出窓のあるお部屋によってもコーディネートが少しずつ変わってきます。下記のお部屋ごとのポイントも時間があればチェックしてみてください。


子ども部屋のカーテンは「子ども部屋のカーテン選び」も参考にしてください。


