カーテンを選ぶときは、最初から色や商品を探すのではなく、「部屋で困っていること→窓まわりの種類→必要な機能→色とデザイン→サイズ」の順に決めると失敗を減らせます。
このページでは、カーテン・レースカーテン・ロールスクリーン・ブラインドなどを特定の商品販売に偏らず比較し、自分の部屋に必要なものを判断できるように整理します。すべてを高機能にする必要はありません。寝室、リビング、賃貸、一人暮らしなど、使う場所と生活時間に合うことを優先しましょう。
30秒で分かる|カーテン選びの順番

- 部屋の用途を決める:寝る、くつろぐ、仕事をするなど、そこで何をするか確認する
- 困りごとを整理する:光、視線、暑さ・寒さ、音、花粉などの優先順位を決める
- 窓まわりの種類を選ぶ:カーテン、ロールスクリーン、ブラインドなどを比較する
- 機能を選ぶ:遮光、遮熱、遮像、防炎、ウォッシャブルなど必要なものだけ選ぶ
- 色・柄を決める:壁・床・家具とのバランスで選ぶ
- 最後に採寸する:窓ではなくカーテンレールを基準に測る
| 最優先したいこと | 最初に検討する選択肢 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 夜ぐっすり眠りたい | 遮光カーテン | 遮光等級・光漏れ・朝の起き方 |
| 昼の明るさを残して目隠ししたい | 遮像・ミラーレース | 昼夜の透け方・採光性 |
| 夏の暑さ・冬の寒さを抑えたい | 厚地+遮熱レース | 窓との隙間・丈・裏地 |
| 窓まわりをすっきり見せたい | ロールスクリーン・ブラインド | 左右の隙間・掃除・操作方法 |
| 賃貸で部屋を仕切りたい | 突っ張り式カーテン | 耐荷重・原状回復・通路幅 |
| 色や柄を楽しみたい | ドレープカーテン | 壁・床・家具との配色 |
カーテン以外も比較|窓まわりは何を選ぶ?
一般的なカーテンがすべての窓に最適とは限りません。開閉方法、窓の形、掃除のしやすさ、賃貸かどうかを含めて比較します。

| 種類 | 向いているケース | 主な弱点 |
|---|---|---|
| ドレープ+レース | 遮光・目隠し・断熱・デザインをバランスよく求める | 開いたときに左右へ生地がたまる |
| ロールスクリーン | 小窓や窓まわりをすっきり見せたい | 左右の隙間から光や視線が入りやすい |
| 横型ブラインド | 光と視線を細かく調節したい | 羽根にほこりが付きやすい |
| バーチカルブラインド | 大きな掃き出し窓をモダンに見せたい | 風で揺れやすく、外からの視線に隙間が出ることがある |
| ローマンシェード | カーテン生地を省スペースで楽しみたい | 頻繁な洗濯や大きな窓では扱いにくい場合がある |
| カフェカーテン | 小窓・賃貸・簡易的な目隠し | 窓全体の遮光や夜間の目隠しには弱い |
詳しい違いは「ロールスクリーンの選び方」「横型・縦型ブラインドの違い」「シェードカーテンの選び方」「カフェカーテンの使い方」で確認できます。
部屋別|必要な機能から選ぶ
リビング
リビングは家族が長く過ごすため、明るさと目隠しの両立が基本です。日中はレースで採光し、夜は厚地で視線を遮ります。テレビへの映り込みや西日が強い場合は遮熱レースや適度な遮光性を追加します。完全に暗くする必要がなければ、遮光等級だけで選ばないほうが開放感を保ちやすくなります。
寝室
睡眠を優先するなら遮光カーテンが候補です。ただし、朝日で自然に目覚めたい人が遮光1級や完全遮光を選ぶと、暗すぎて後悔する場合があります。夜勤、街灯、東向き・西向きなど、眠る時間と光の入り方から等級を決めましょう。「遮光カーテンで後悔する理由」も購入前に確認してください。
子ども部屋
洗いやすさ、防炎性、操作コードの安全性を優先します。成長によって好みが変わるため、カーテン本体は合わせやすい色にして、クッションなどで好きな色を足す方法もあります。詳しくは「子ども部屋のカーテン選び」で解説しています。
和室
畳や木部になじむベージュ、アイボリー、グレージュ、淡いグリーンなどが合わせやすい色です。障子がある場合はカーテンを追加する目的を確認し、遮光・断熱が不要ならプリーツスクリーンやシェードも比較します。「和室のカーテン選び」も参考にしてください。
小窓・出窓
小窓ではカーテンのボリュームが大きく見えることがあるため、ロールスクリーンやカフェカーテンも候補です。出窓はレール位置と窓の形状で適する方法が変わります。「小窓カーテンの選び方」「出窓のカーテンはどうしてる?」を確認してください。
機能別|必要なものだけを選ぶ

| 機能 | 役立つ場面 | 選ぶときの注意 |
|---|---|---|
| 遮光 | 寝室、街灯、西日、ホームシアター | 等級が高いほど暮らしやすいとは限らない |
| 遮熱・保温 | 夏の暑さ、冬の窓際の冷え | 生地性能だけでなく上下左右の隙間も影響する |
| 遮像・ミラー | 道路沿い、隣家が近い部屋 | 昼と夜で透け方が異なる |
| 防音・遮音 | 道路音、生活音、楽器 | 窓や壁の隙間があるとカーテンだけでは限界がある |
| 防炎 | 高層住宅、店舗、火気に近い場所 | 防炎ラベルと設置条件を確認する |
| 花粉・防汚 | 花粉症、道路沿い、洗濯回数を減らしたい | 加工の持続性と洗濯方法を確認する |
| ウォッシャブル | 子ども、ペット、キッチンに近い窓 | 洗濯表示と重量、縮みを確認する |
機能の詳細は「遮光カーテンの種類と選び方」「遮熱カーテンの効果」「ミラーレースは夜に透ける?」「防音カーテンの選び方」「防炎カーテンの選び方」「花粉対策カーテン」へ進んでください。
カーテンの色・柄を決める方法
色は単体で選ばず、部屋全体をベースカラー・メインカラー・アクセントカラーに分けて考えます。迷ったときは、壁や大きな家具に近い明るさの色を選ぶとまとまりやすくなります。
- 部屋を広く見せたい:白、アイボリー、ライトグレーなど壁に近い淡色
- 落ち着かせたい:グレージュ、ブラウン、低彩度のブルーやグリーン
- アクセントにしたい:ソファやラグ、小物に使われている色を拾う
- 柄を取り入れたい:狭い部屋では小さな柄、大きな空間では大柄も候補
- 西日が強い:ライトグレー、アイボリー、淡いグレージュに遮熱機能を組み合わせる
詳しくは「部屋別・目的別カーテンの色選び」「西日対策カーテンのおすすめ配色」「カーテンのカラーコーディネート」をご覧ください。
サイズは窓ではなくカーテンレールから測る
色や機能が決まっても、サイズが合わなければ光漏れ、冷気、裾の汚れ、開閉のしにくさにつながります。現在使っているカーテンや窓枠を測るのではなく、レールの固定ランナー間と、ランナー下から床または窓枠下までを測ります。
| 確認項目 | 基本的な考え方 |
|---|---|
| 幅 | 左右の固定ランナー間を測り、商品指定に従ってゆとりを加える |
| 掃き出し窓の丈 | ランナー下から床まで測り、床を引きずらない長さにする |
| 腰高窓の丈 | ランナー下から窓枠下まで測り、目隠し分を加える |
| レースの丈 | 厚地より少し短くすると室内側から見えにくい |
| フック | Aフック・Bフックとレールの見え方を確認する |
実際の測り方と計算例は「カーテンサイズの測り方完全ガイド」で確認してください。丈が合わなかった場合は「カーテン丈の調整方法」も利用できます。
既製カーテンとオーダーカーテンの違い
| 比較項目 | 既製カーテン | オーダーカーテン |
|---|---|---|
| サイズ | 規格サイズから選ぶ | 窓に合わせて指定できる |
| 価格 | 比較的抑えやすい | 生地・縫製・仕様により幅がある |
| 納期 | 在庫があれば早い | 製作期間が必要 |
| 色・柄 | 選択肢が限られる場合がある | 生地や縫製の選択肢が多い |
| 向いている人 | 標準的な窓、費用と納期を優先する人 | 特殊サイズ、仕上がりや統一感を重視する人 |
既製品でも窓に合い、必要な機能を満たすなら十分な場合があります。特殊な窓、複数窓の統一、細かな寸法調整が必要な場合はオーダーが有力です。「オーダーカーテンのメリットと価格・製作の流れ」「輸入カーテン・海外生地の選び方」も比較材料にしてください。
購入前に確認|よくある失敗
- 色やデザインから先に決め、必要な機能が不足した
- 遮光等級を上げすぎて、昼間も暗くなった
- 夜の透け方を確認せず、レースだけでは目隠しできなかった
- 窓枠や古いカーテンを測り、幅や丈が合わなかった
- 濃い色や大柄を選び、部屋が狭く見えた
- 洗濯表示や重量を確認せず、家庭で手入れできなかった
- 賃貸で取り付け方法を確認せず、レールや壁に合わなかった
- 商品写真だけで判断し、実際の光で色が違って見えた
ネットで購入する場合は、返品条件、入力する寸法が「レール幅」か「仕上がり幅」か、色見本の有無を確認します。迷ったら一度に全部屋分を注文せず、優先度の高い部屋から試す方法もあります。
迷ったときの最終チェック
- この部屋で一番解決したい悩みは何か
- 昼と夜のどちらを重視するか
- カーテン以外の窓装飾も比較したか
- 必要以上の機能を付けていないか
- 壁・床・家具と色の明るさが合っているか
- サンプルを朝・昼・夜の光で確認したか
- カーテンレールを基準に採寸したか
- 洗濯・掃除・開閉を無理なく続けられるか
オンライン注文で確認すること
通信販売には店頭販売と同じクーリング・オフ制度はありません。オーダー品の返品・交換可否、採寸違い時の作り直し、送料、納期、保証を注文確定前に確認し、幅・丈・開き方・フック・数量・色番を読み合わせます。
出典:消費者庁「通信販売広告」(2026年8月4日確認)
性能表示の一次情報
- 消防庁「防炎品を使用しましょう」(2026年8月4日確認)
- 日本インテリア協会「遮光カーテンの性能表示」(2026年8月4日確認)
- サンゲツ「カーテンの機能性」(2026年8月4日確認)
カーテン選びのよくある質問
最初に部屋の用途と困りごとを決めます。その後、カーテンやブラインドなどの種類、必要な機能、色・柄、サイズの順に選ぶと判断しやすくなります。
必ずしも1級が最適とは限りません。朝日で目覚めたい人や昼間の明るさを残したい部屋では、遮光2級・3級や非遮光が合う場合があります。生活時間と用途から選んでください。
遮光や断熱、洗濯のしやすさを幅広く求めるならカーテン、窓まわりをすっきり見せたいならロールスクリーンが候補です。ロールスクリーンは左右に隙間ができやすい点も確認してください。
部屋を広くすっきり見せたいなら壁に近い色、統一感を出したいならソファやラグなど大きな家具と同系色がおすすめです。アクセントにする場合は、小物にも同じ色を少量使うとまとまります。
標準的な窓でサイズと機能が合えば既製品でも十分です。特殊な窓、複数窓を同じ生地でそろえたい場合、丈や幅を細かく合わせたい場合はオーダーが適しています。
まとめ|正解は商品ではなく、暮らしの条件から決まる
カーテン選びに全員共通の正解はありません。寝室とリビング、昼に過ごす人と夜勤の人、持ち家と賃貸では必要なものが異なります。まず解決したい悩みを一つ決め、窓装飾の種類を比較し、必要な機能だけを足してください。
カーテンナビゲーターは、特定の商品購入を前提にせず、カーテン・レース・ブラインド・ロールスクリーンなど複数の選択肢を比較する情報サイトです。この記事を起点に、該当する部屋・機能・窓の個別ガイドへ進み、自分の生活条件に合う方法を選びましょう。

