カーテンの種類を徹底解説。バリエーションを知り部屋に適した種類を選ぼう。

種類

視線を遮ったり直射日光を和らげたり、窓を装飾するインテリアアイテムでもあるカーテンは、私たちの暮らしの中でも身近なものですね。

しかし「カーテン」とひとことで言っても、その種類はたくさんあります。リビングや寝室、子ども部屋など部屋によっても適している素材やスタイル、機能が変わってきます。

知っていそうで知らないカーテンの種類を、生地の素材からスタイルまで徹底解説します。

カーテンの生地

カーテンの生地には厚手と薄手の生地があり、ドレープカーテンとシアーカーテンに分けられます。

ドレープ用生地には、主に織物とプリント生地があります。
織物生地には、大きくて繊細な模様のジャガード織、規則的な小さな柄を織り出すドビー織、2層構造の風通織などがあります。織物ならではの凹凸感のある模様が魅力です。
プリント生地は、多彩なデザインとカラーバリエーションです。近年では、デジタルプリントの技術が向上して、従来のアナログプリントよりも繊細な柄を表現できるようになりました。

シアーカーテンには、ボイルやオーガンジーなどの薄手織物や、絡み織のケースメント、レース編み機で編まれたラッセルレースやエンブロイダリーレースなどがあります。近年人気が高まっているハーフトランスペアレンツは、透ける部分と透けない部分で光の透過を楽しむオパール加工された生地です。

ドレープカーテン

厚地のカーテンの総称としてドレープカーテンと呼んでいます。ドレープとは「布にできる自然なヒダ(ウェーブ)」という意味があり、カーテン上部にタックを取ることで自然なウェーブをつくる最も一般的なカーテンです。

ヒダの取り方やヒダ倍率によってドレープの出方はいろいろです。同じ生地のドレープカーテンでも印象が変わり、生地によって適しているヒダの取り方と倍率が違ってきます。

ヒダ山とヒダ倍率の関係

通常のカーテン生地は100cm幅か150cm幅のものが多く、横に継ぎ合わせて仕立てます。
ドレープカーテンでは、レールの幅に対して約1.5~2.5倍の生地が必要になり、その倍率はタックの取り方によりほぼ決まります。

ドレープカーテンのタックは、一箇所につき1つ山、2つ山、3つ山を取ります。1タック、2タック、3タックとも言います。
タックを2つ山に取る場合はヒダ倍率が約1.5倍、3つ山の場合は約2〜2.5倍で仕立てるケースが一般的です。
既製カーテンでは2つ山の1.5倍ヒダが多く、オーダーカーテンの場合は3つ山の2倍ヒダが標準になっています。

ヒダ倍率の高いカーテンはドレープ性が高く、エレガントで豪華な仕上がりになります。しなやかな素材の無地には適していますが、大きな柄のある生地では柄が見えにくなってしまうという欠点もあります。2倍ヒダが標準となっていたオーダーカーテンでも、近年では自由に倍率を選択できるようになっているので、生地の素材や柄に適したヒダ倍率にすると良いでしょう。

ワンタック

絵柄の大きな生地や、リネンなどの天然素材の風合いを生かしたい場合は、1つ山ヒダでフラットに仕上げるのがおすすめです。
1つ山の場合は、約1.3~1.4倍ヒダ程度ぐらいが自然な感じになります。

ペンシルギャザー

カーテン上部にギャザーテープを施し、ギャザーを寄せたスタイルで、鉛筆が並んだようなヒダの様子からこの名前がついています。細かいランダムなギャザーは綿や麻などの柔らかい生地に向き、約2~2.5倍ヒダの仕上がりはフェミニンなイメージに仕上がります。

フラット

タックをつくらず全くフラットな状態ですが、レール幅に対して1.3倍程度の生地幅にし、カーテン上部をリングやタブ、ハトメ穴を施しポールに通します。カジュアルな雰囲気と、リネンなどの素朴な素材のナチュラル感や風合いが楽しめます。
また形状記憶加工を施すと、記憶されたウェーブが常に一定に表現できます。

ロールカーテン

ドレープカーテンは横方向に開閉しますが、ロールカーテンは巻き上げ式で上下に開閉します。ロールスクリーンとも言い、従来は間仕切りや撮影のバックグラウンド、事務所などに使われていることが多かったのですが、近年ではすっきりとしたシンプルに仕上がるロールカーテンも人気が高く住宅でも多用されるようになりました。
ロールカーテンはドレープカーテンと同じ生地を使うことができるので、ウォッシャブル生地なら洗うことも可能ですし、遮光生地や遮熱生地でも仕立てられます。

ロールカーテンは単体で取り付けるのでカーテンレールを必要としませんが、最近ではカーテンレールに取り付けられるタイプもあります。

フラットでシンプルなスタイルなので、無地よりもプリント生地がおすすめです。

シェードカーテン

正式にはローマンシェードと言い、多彩なスタイルがあります。
上下に開閉するシェードは、たくし上げられた時の形を楽しむ装飾性の高いカーテンで、ヨーロッパでも200年以上前から使われていました。

シェードの昇降方法にはドラム式とコード式があります。
コード式はシェードの底部分に直結しているコードを引っ張ってたくし上げます。たくし上げる力が直接コードに掛かるので、大きな窓には向きません。また経年によってコードが磨耗し切れることがあります。
ドラム式は、輪になったボールチェーンを引っ張って回すことで、レール内のドラムを回転させてシェードをたくし上げます。大きな窓にも対応できて、耐久性が高いことがメリットです。

関連:シェードカーテンはこんな窓におすすめ。使い方・特徴と知っておきたいデメリット

シャープシェード

シャープシェードはプレーンシェードのような自然なたくし上げではなく、折り目に合わせて畳むようにたくし上げるスタイルシェードです。すっきりとスタイリッシュなイメージに仕上がります。

バルーンシェード

シェードの裾をところどころ吊り上げながらたくし上げるスタイルです。降ろしたときはフラットな裾ですが、たくし上げたときはスカラップのようなラインがロマンティックな印象を演出します。

ダブルシェード

厚手の生地とレースなどの薄手の生地をシェードを重ねることで、厚手シェードを開けたときも薄手シェードで目隠しになります。

パネルカーテン

引き戸のように左右にスライド開閉するパネルカーテンは、間仕切りカーテンとしても利用されます。フラットパネルなので、生地のデザインを生かすことができるスタイルです。
専用レールで本格的なパネルカーテンもありますが、普通のカーテンレールでも、専用フックを使うことで簡易パネルカーテンとして利用できます。

シャワーカーテン

共同住宅にユニットバスが普及し始めた頃は、シャワー、洗面台、トイレが一緒になった3点式ユニットが多く見られ、シャワーが飛び散らないようにトイレとの境界にシャワーカーテンが使われました。撥水加工が施されたシャワーカーテンは、近年ではホテルや病院などで利用されていますが、3点式ユニットバスがある住宅もあまり見られなくなり、家庭での需要は減りました。

カフェカーテン

小窓やフィックス窓に、外からの視線を遮るために掛けた丈の短いカーテンです。
窓の中間に掛けるため、ポールなどを取り付けてカーテン上部を通すだけのスタイルです。最近では、突っ張り棒を利用して簡単に掛けることができます。
薄手のレースやコットン、またカフェロールと呼ばれる切り売りのカフェカーテン用の生地を使います。

関連:カフェカーテンとは何?使い方と選び方のポイント。

窓ひとつひとつに適したカーテンを

生地の素材やいろいろなカーテンスタイルをご紹介しました。その種類はたくさんあり、素材とスタイルで多彩な組み合わせのカーテンができます。

窓の大きさや形状に適したカーテン選ぶことが大切です。また、部屋をエレガントに飾ったり、カジュアルな雰囲気を演出したり、イメージに合わせてコーディネートすると良いでしょう。

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