カフェカーテンとは何?使い方と選び方のポイント。

種類

窓にはいろいろな大きさや開閉スタイルがあります。それぞれに合ったカーテンを取り付けて窓辺をおしゃれに演出したいですね。小さな窓やはめ殺しの窓にはカフェカーテンがおすすめです。

カフェカーテンは、ポールに通すだけで取り付けられ、素材や柄を選ぶことでおしゃれに演出することができます。また、手作りすることもできるため、アレンジの幅が広がります。カフェカーテンを使ったウィンドウトリートメントの使い方や選び方のポイントについて、ぜひ参考にしてください。

カフェカーテンとは?

カフェカーテンとは、小さな窓や出窓、はめ殺しの窓などに目隠しの高さに取り付ける、丈の短いカーテンです。ウインドウトリートメントのひとつですが、ポールに通すだけのスタイルは気軽に窓を飾ることができます。
目隠しと装飾の要素があるカフェカーテンは彩光性も重要で、透け感のあるレース生地や薄手のコットンが主流となっています。
カフェテリアで使われていたことからこの名がつきましたが、キッチンの小窓に限らず、リビングの出窓、玄関やトイレなどの小窓にも使われます。

生地の方向性を生かしたデザインのカフェロール

カフェカーテン用の生地には、カフェロールと呼ばれる切り売りの生地があります。カフェロールは、生地の上下が定められ、上部にはカーテンポールを通す穴が開いているので、購入した生地をカーテンポールに通すだけで、小窓を簡単におしゃれに飾ることができます。カフェロールは、素材や柄も豊富に取り揃えられているため、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

また刺繍やカットワークが施されたコットンレースや、絵柄がプリントされたブロード生地、エレガンスなボイルレースやチュールレースもあり、裾がスカラップラインであったりはしごレースなどが使われたり、生地の方向性を生かしたデザインとなっています。

カフェロール生地を必要な長さにカットしてもらった場合、両端の切りっぱなしを防ぐために、ほつれ止め処理をする必要があります。レース生地の場合は、専用のほつれ止め用液を塗ることで、布端が固まってほつれを防止することができます。ほつれ止め用液は手芸店や100均でも販売されているので、手軽に処理することができます。

カフェロールの高さと幅について

カフェロールの高さは30cm程度から高いもので150cmのものもあります。カフェカーテンの飾り方は窓の中間に1枚とは限らず、高さがある窓には上下2箇所に飾るなど、いろいろなレイアウトで飾ることができます。窓の大きさや高さにカフェカーテンをどう飾るかをイメージして選ぶと良いでしょう。

では、カフェロールは何メートル購入すれば良いでしょうか。
カフェカーテンは通常ヒダを寄せて掛けるので、窓の幅に対してどれくらいヒダを寄せるかによって変わってきます。一般的には窓の幅の1.5~2倍、エレガントに飾りたい場合は2~2.5倍程度にするとヒダをたっぷり寄せることができます。

ハンドメイドでオリジナルのカフェカーテン

カフェカーテンは、手軽に取り付けられるのが魅力です。自分でお気に入りの生地を選んでハンドメイドすることもできます。カーテンポールに通すだけで簡単に取り付けられ、裾や脇を処理すれば完成です。アイデア次第で、世界にひとつだけのオリジナルカフェカーテンが作れます。ブロードやシーチングなど、扱いやすい生地を選ぶと作りやすくおすすめです。

ポールの上下にギャザーをたっぷり寄せてラブリースウィートに

女性らしいスウィートな雰囲気が漂うカフェカーテンは、窓幅の2倍の生地を使用して、ギャザーをたっぷり入れるのが特徴です。カーテン上部より少し下がった位置にポール通し口をつくることで、上下にギャザーを施すことができます。上端10cmを外表に折り返し、上から3cmの位置にギャザー用ステッチを施し、そこから下に5cmをポール通し口として三つ折り端ミシンで縫います。折り返しを広くしてギャザー用ステッチの位置をもっと下げると、ポール上側のギャザーがフリルのようになり、可愛らしい窓辺になります。カフェカーテンには、扱いやすいブロードやシーチングなどの生地がおすすめです。

ボタンを飾ったタブスタイルのカフェカーテンでナチュラルに

キッチンの窓には、タブスタイルのカフェカーテンがおすすめです。リネンなどの天然素材を使用すると、ナチュラルカントリーな雰囲気になります。カーテン生地は上下左右を三つ折りにして、端をミシンで縫い付けます。そして、カーテン上部に10cm間隔でタブを縫い付けてボタンをつけるとアクセントになります。カーテン生地やタブに異なる生地を使用したり、ステンシルをすることで、アレンジの幅が広がります。また、ヒダは少なめかフラットにして、素朴な感じを演出すると、天然素材の魅力が引き立ちます。

ボイルレースとカラフルコットンを組み合わせてフレンチカントリーに

素材の異素材を組み合わせたフレンチカントリー風のカフェカーテンは、カラフルなコットン生地とボイルレースを組み合わせるとおすすめです。
カラフルコットンを上部1割と下部3割程度使い、中間には採光性のあるボイルレースを使用すると、重たくなりすぎず爽やかな印象になります。透け感のあるボイルレースに、コットンのカラフルカラーがアクセントとなって、メリハリのあるカフェカーテンに仕上がります。また、エレガントなレース生地でも、素材を組み合わせることで印象が変わり、アレンジの幅が広がります。

小物をプラスしてアレンジカフェカーテンに

カーテンの裾にはトリムを付けると、より豪華な印象に仕上がります。フリンジトリムやビーズトリムは種類が多く、カフェカーテンに取り付けると高級感が増します。ウッドビーズのトリムを使えば、オリエンタルな雰囲気も演出できます。トリムを付けることで、窓辺に遊び心を加えて、おしゃれな空間を作ることができます。

コットンレースもおすすめです。1㎝程度から20㎝くらいの幅広のものまであり、ギャザーが寄っているタイプもあります。清潔感のあるコットンレースを裾に付けるとフェミニンなカフェカーテンに仕上がります。

吊るし方やまとめ方で個性的なカフェカーテンに

丈の長めのカフェカーテンなら、吊るし方やまとめ方で個性的なアレンジができます。

上下のポールと中央のリボン結びでバーバーカーテンスタイル

縦長の窓には、少し長めのカフェカーテンを吊るすと良いでしょう。ポールを上下に通して、中央でリボンで結ぶと、レトロなバーバーカーテンスタイルが完成します。このスタイルは、縦長の窓にぴったりで、窓辺に可愛らしいアクセントを加えます。

裾の一部を吊り上げてローマンシェード風に

カフェカーテンの丈が長めの場合、裾を一部吊り上げてローマンシェード風にすると、洗練された雰囲気になります。幅の狭いカフェカーテンであれば、中央を1箇所吊り上げてムースシェード風にすることができます。幅が広い場合は、複数箇所を吊り上げてバルーンシェード風にすると、かわいらしい印象になります。

ポールに生地をかけるだけ!スワッグ&テールでゴージャスに

オーガンジーのような薄手でしなやかな生地をスカーフのようにポールにかけるだけで、スワッグ&テールのようなゴージャスなカフェカーテンになります。

こんなところにもカフェカーテンが活躍

窓を飾るカフェカーテンですが、その手軽さから家の中のあらゆる場所で活躍します。

トイレの中で

トイレの中のトイレットペーパーや生理用品などが置いてある収納棚は、お客様がきたときのため見えないようにしたいですね。突っ張り棒とカフェカーテンで目隠しができます。

のれんの代わりに

夏は部屋のドアを開けっ放しにすることもありますね。のれんの代わりにカフェカーテンをかければ、風を通しながら目隠し効果もあります。

カラーボックスに

カラーボックスは万能収納ボックスですが、中身が見えてしまう欠点もあります。ここでもカフェカーテンが活躍します。カフェカーテンをつけることでホコリも入りにくくなり一石二鳥ですね。

アレンジ要素がいっぱいのカフェカーテン

シンプルなつくりのカフェカーテンは、いろいろな場所で使えるのが魅力です。異素材を組み合わせたり、小物をプラスすることで、ウインドウトリートメントアイテムとしてのアレンジ要素が豊富にあります。

また、吊るし方を工夫することで、さらに魅力的な窓辺になります。家の中の小窓を、インテリアテイストに合わせて素敵に飾ってみましょう。

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