最初に洗濯表示を確認:カーテンを洗う前に、縫い付けられた洗濯表示を確認してください。家庭洗濯ができる場合は、ホコリを落としてフックを外し、ヒダに沿って屏風だたみにして洗濯ネットへ入れます。表示どおりのコースで単独洗いし、短時間で脱水して、カーテンレールへ戻して形を整えながら干すのが基本です。
カーテンの洗い方6ステップ
- 洗濯表示と生地・付属品を確認する
- 表面のホコリを落とす
- フックと外せる付属品を外す
- ヒダに沿って屏風だたみにし、ネットへ入れる
- 表示に従い、ほかの洗濯物と分けて洗う
- 短時間で脱水し、すぐに吊って形を整える
製品ごとの表示を最優先してください。基本手順はサンゲツ「カーテンのお手入れ方法」でも確認できます。
そこで、カーテンを長く綺麗に使い続けるために、正しいお手入れ方法を知っておくことが重要なポイントとなります。これから、カーテンの日々のお手入れ方法や、洗濯の仕方、収納のコツなど、役立つ情報をお伝えしていきますね。
カーテンが汚れる原因は?

カーテンが汚れる原因の多くは、実はホコリが主なものなんですよ。さらに、手で触れることで手垢も付着し、徐々にカーテンが薄汚れてくることがありますね。タバコの煙もカーテンには大敵で、ただ臭いがつくだけでなく、ヤニによって元々の生地の色が変わってしまうこともあるんです。

日頃のお手入れ
日々のお手入れで心がけたいのは、まずカーテンに付着したホコリを丁寧に取り除くことが基本となりますね。ホコリを落とす方法としては、ハタキで優しく叩いて落とすやり方や、掃除機のノズルをブラシに変えて吸い取る方法、粘着クリーナーは生地を傷める場合があるため、製品の取扱説明を確認して使用してください。
特に、ヒダ山の部分やヒダの織り目、タッセルでまとめた箇所などはホコリが溜まりやすいので注意が必要です。細いブラシでそっと掻き出すようにホコリを取り除くと良いでしょう。また、掃除機の吸引力が強すぎると生地を傷める恐れがありますので、吸引力を弱めに調整してお手入れを行いましょう。
カーテンレールもホコリが溜まりやすい箇所なので、お手入れを怠らないようにしましょう。レールの上は掃除機でホコリを吸い取ると良いですね。カーテンボックスが設置されている場合は、少々手間ですが、カーテンを一度外してレール部分の掃除を行うことがおすすめです。

また、窓の汚れにも注意が必要です。窓ガラスが汚れたままだと、カーテンに汚れが移ることがあります。窓ガラスは清潔な布で水拭きをしてください。ただし、すぐにカーテンを閉めず、窓ガラスをしっかり乾燥させてからカーテンを閉めるようにしましょう。窓の隙間が狭いと湿気が残り、カビの発生につながることがあるからです。また、窓ガラスの桟もカビが生じやすいので、水拭きの後は十分に乾燥させることが大切です。
さらに、窓の結露もカーテンにとって大敵です。特に冬の寒い時期には、結露をこまめに拭き取るなどの対策が必要ですね。
カーテンの正しい洗濯方法
薄手カーテンの具体的な手順は「レースカーテンの洗い方」をご覧ください。洗っても汚れや劣化が戻らない場合は「レースカーテンの寿命」と「遮光カーテンの寿命」が買い替え判断の参考になります。
洗濯の頻度は、商品の洗濯表示、ほこり・におい・裾の汚れ、結露、設置環境を見て決めます。回数を一律に決めるより、定期的に状態を確認し、汚れが定着する前に表示どおりの方法で手入れしてください。
喫煙、調理、交通量、ペット、結露などで汚れ方は変わります。洗う回数を増やす場合も、生地や加工の耐久性とメーカーの取扱説明を優先します。
ウォッシャブルカーテン

一般社団法人日本インテリア協会(NIF)のウォッシャブル表示基準は、家庭用洗濯機で丸洗いでき、所定の判定基準に適合するカーテン用生地を対象とします。現行の説明では、JIS L 1930 C4M法に準拠した吊干し洗濯3回後に、寸法変化率タテ±1%・ヨコ±2%、外観良好、変退色・汚染4級以上を基準としています。これは試験条件であり、各家庭での洗い方を一律に指定するものではありません。
ウォッシャブルの判定基準
| 寸法変化率 | ±タテ1%以内、±ヨコ2%以内 |
| 変退色 | 4級以上 |
| 外観 | 良好であること |
・洗濯堅牢度
| 変退色 | 4級以上 |
| 汚染 | 4級以上 |
ウォッシャブルカーテンを洗濯機で洗う場合

まずカーテンに付着したホコリをはたいて取り除きます。フックを全て外し、ひだに沿って屏風たたみにして半分に折ります。レースなどの繊細な生地は洗濯ネットに入れましょう。
洗濯おけの記号で、家庭洗濯の可否、上限温度、通常・弱い・非常に弱い処理を確認します。洗剤、漂白剤、洗濯ネット、単独洗いなどは、縫い付けラベルの記号と付記用語、メーカーの取扱説明書に従ってください。手洗い表示は、洗濯機の「手洗いコース」で洗えることを意味しません。
脱水と干し方についての注意点
脱水は生地と表示に従い、必要な場合もできるだけ短時間にします。水を含んだカーテンは重いため、レールの固定と耐荷重を確認してから吊り干しします。タンブル乾燥、つり干し・平干し、日陰干しの可否は、それぞれの乾燥表示を確認してください。基本手順はメーカーのお手入れ案内も確認しましょう。
屋外で干す際には、陰干しを心がけましょう。また、乾燥機は生地が縮んだりシワができる恐れがあるため、使用は避けてください。アイロンをかける場合は、洗濯表示マークの温度指定や、あて布が必要かどうかを確認し、指示に従ってアイロンを使いましょう。
手洗いやつけ置き洗いをする場合
手洗い表示の上限温度と付記用語を確認し、押し洗いなど製品指定の方法で扱います。つけ置きの可否や時間は生地・染料・加工で異なるため、メーカーが明示していない場合は行わず、汚れが強いときは専門店へ相談してください。
形態安定加工や形状記憶加工が施された場合の注意点
形態安定・形状記憶の加工方法や耐洗濯性は製品ごとに異なります。加工名だけで脱水時間やアイロン可否、維持回数を決めず、縫い付けラベルとメーカー説明を確認してください。
その他の特殊加工がされているカーテンの場合
その他にも、防炎カーテンや遮熱カーテン、遮音カーテン、花粉キャッチカーテンなど、生地の表面に特殊加工が施されているカーテンは、間違えた洗濯方法によって、その効果が薄れてしまうことがあるので注意が必要です。
特殊加工されている機能性カーテンは、表示されている洗濯方法通りに洗うようにしましょう。
ウォッシャブルでも付属品が付いている場合

カーテンの生地自体がウォッシャブルでも、トリムやフリンジ、裏地、ウェイトなどが付いている場合は、洗濯機での丸洗いができないことがあります。付属品の洗濯方法にも気をつけましょう。
ウォッシャブル以外のカーテンの場合
洗濯機での水洗いや手洗いができないカーテンは、ドライクリーニングに出すことになります。その際は、洗濯表示マークに従ってクリーニング店に依頼しましょう。カーテンをクリーニングに出す前に、カーテン上部のフックを外すことをお忘れなく。
ただし、クリーニング後に繊維が若干収縮することがあります。特に天然繊維の綿や麻などは縮みやすいため、注意が必要です。トラブルを避けるために、カーテンクリーニングに特化したクリーニング店を選ぶことをおすすめします。
カーテンの保管方法
カーテンを保管する際には、まず洗濯あるいはクリーニングを行ってください。汚れが残ったまま長期間保管すると、シミができたり、カビやダニが発生するリスクが高まります

洗濯したカーテンは、十分に乾燥させた後、ヒダ山に沿って屏風折りにし、縦に2つ折りや3つ折り程度にたたむと良いでしょう。そして、できれば箱や余裕のあるビニール袋などに入れて保管することで、シワになりにくくなります。
ミラーレースなど、一度シワになると元に戻りにくい性質の生地がありますので、圧縮袋は避けた方が良いでしょう。ヒダ山のないフラットカーテンは、平たたみにして保管しましょう。
完全に乾かし、通気性と薬剤の注意表示を確認して保管します。防虫剤・除湿剤は生地、金属部品、薬剤同士の組み合わせで影響が異なるため、カーテンと薬剤双方の表示に従ってください。
正しいお手入れとカーテンに良い室内環境
カーテンはなかなか買い替えることが少ないため、お手入れや洗濯は正しい方法で行うことが重要です。また、カーテンは高温多湿を苦手としますので、窓をずっと閉めたままにせず、時々風を通して換気を促すなど、室内環境にも注意を払いましょう。
正しいお手入れ方法と、カーテンにとって良い室内環境を維持することで、長期間美しい状態を保ち続けることができます。

