ロールスクリーンとカーテンは、同じ窓でも併用できます。基本は窓に近い側へロールスクリーン、室内側へカーテンを設置する方法です。日中はロールスクリーンで光と視線を調整し、夜はカーテンを閉めることで、機能性と柔らかなインテリア性を両立できます。
ただし、窓枠の奥行き、レール同士の距離、ハンドルとの干渉、チェーンの操作位置を確認せずに取り付けると、開閉しにくくなることがあります。まず設置場所を測り、どちらを窓側にするか決めましょう。
| 組み合わせ | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| 窓側ロールスクリーン+室内側カーテン | 同じ窓で機能と装飾を両立したい | 窓枠内の奥行きとカーテンの干渉 |
| 窓側レース+室内側ロールスクリーン | 日中はレース、夜はすっきり閉じたい | 取付位置と操作チェーンの確保 |
| 別々の窓で使い分ける | 掃き出し窓と小窓が同じ部屋にある | 色・生地・高さをそろえる |
ロールスクリーンとカーテンを併用するメリット
光と視線を細かく調整できる
ロールスクリーンは上下方向に動かせるため、上から入る日差しを遮りながら、下側から光を取り入れる使い方ができます。カーテンは左右に開閉でき、窓全体を素早く開けたいときに便利です。動きの異なる2種類を組み合わせることで、時間帯に合わせた調整がしやすくなります。
すっきり感と柔らかさを両立できる
直線的なロールスクリーンだけでは無機質に感じる部屋でも、カーテンのヒダや布の質感を加えると柔らかな印象になります。反対に、カーテンだけでは重く見える場合は、ロールスクリーンを淡色の無地にすることで窓まわりを整理できます。
必要な機能を分担できる
ロールスクリーンに遮光・遮熱機能、カーテンに装飾性や保温性を持たせるなど、それぞれの役割を分けられます。日中の視線対策をレースカーテン、夜の遮光をロールスクリーンに任せる組み合わせも可能です。
併用するデメリットと事前に確認したいこと
- 単体設置より部品と生地が増え、費用が高くなる
- 窓まわりに奥行きが必要になる
- カーテンとスクリーンが触れると開閉しにくい
- チェーンやコードの操作位置が隠れる場合がある
- 掃除する部品と布が増える
特に注意したいのは、ロールスクリーンの巻き上げ部分とカーテンレールの距離です。正面付けでは本体が室内側へ張り出すため、カーテンのヒダと接触しない寸法を確保してください。

組み合わせ方1|窓側にロールスクリーン、室内側にカーテン
最も組み合わせやすいのは、ロールスクリーンを窓枠内または窓に近い位置へ取り付け、既存のカーテンを室内側で使う方法です。ロールスクリーンを巻き上げると窓辺がすっきりし、カーテンを開いた状態でも光の量を調整できます。
向いている窓
- 窓枠内にロールスクリーンを収められる窓
- カーテンレールが窓枠より室内側にある窓
- リビングや寝室の腰高窓
窓枠内へ取り付ける場合は、窓の開閉ハンドルや網戸とぶつからないか確認します。窓枠が浅いと本体が収まらないため、必要な奥行きは商品の仕様書で確認してください。
組み合わせ方2|窓側にレースカーテン、室内側にロールスクリーン
日中はレースカーテンで柔らかく目隠しし、夜はロールスクリーンを下ろして窓全体をすっきり覆う方法です。室内側へロールスクリーンを取り付けるため、正面付けできる壁面と十分な高さが必要になります。
レースカーテンのヒダがロールスクリーンの裏側へ触れると、巻き込みや汚れの原因になります。両者の間隔を取り、ロールスクリーンの下端バーがレースへ接触しない位置に設置しましょう。
夜の透けが気になる場合は「レースカーテンが夜に透ける原因と対策」も確認してください。
組み合わせ方3|同じ部屋の別々の窓で使い分ける
掃き出し窓にはカーテン、小窓や腰高窓にはロールスクリーンを使う方法です。同じ窓へ二重に設置しないため、干渉しにくく、窓の使い方に合わせて選べます。
別々の種類を使っても、色・素材感・上端の高さをそろえると統一感が生まれます。たとえば、ベージュのカーテンにはアイボリーやグレージュのロールスクリーンを合わせ、鮮やかな色を複数使わないようにします。
小窓の選択肢は「小窓カーテンの選び方」、出窓の場合は「出窓のカーテンと代わりになる方法」も参考になります。
カーテンレールへロールスクリーンを取り付けられる?
カーテンレール取付用の金具に対応したロールスクリーンであれば、レールへ設置できる場合があります。ただし、すべてのレールや製品に対応しているわけではありません。レールの形状、耐荷重、固定状態、製品の対応条件を確認してください。
ダブルレールの片側へロールスクリーンを付ける場合、残ったレールへ掛けられるカーテンは1層になります。ロールスクリーンと厚地・レースの両方を同時に使いたいなら、壁や窓枠へ本体を固定する方法も含めて検討しましょう。
レールの種類と選び方は「カーテンレール選びのポイント」で解説しています。
部屋別のおすすめ組み合わせ
リビング|淡色のロールスクリーン+質感のあるカーテン
人が集まるリビングでは、白・アイボリー・グレージュのロールスクリーンに、織り柄や柔らかな質感のカーテンを合わせると、すっきり感とくつろぎを両立できます。壁に近い色を選ぶと窓まわりが広く見えます。
寝室|遮光ロールスクリーン+厚地カーテン
寝室では、遮光ロールスクリーンで正面からの光を抑え、カーテンで横や上の隙間を補う組み合わせが考えられます。ただし、完全に暗くしたい場合は取付方法による隙間も確認してください。
小窓|ロールスクリーンを主役にする
小窓はカーテンのヒダが場所を取りやすいため、ロールスクリーンだけで整え、同じ部屋の大きな窓にカーテンを使う方法が向いています。生地色を合わせれば、異なる窓装飾でもまとまります。
色と素材をおしゃれに合わせるコツ
- 同系色でまとめる:アイボリーとベージュなど、明るさの近い色を選ぶ
- 片方を無地にする:柄物カーテンには無地のロールスクリーンを合わせる
- 素材感をそろえる:マットな生地同士、光沢の少ない生地同士でまとめる
- 金具色も確認する:レール、ブラケット、チェーンの色を家具や建具に合わせる
カーテン以外の窓装飾を比較したい場合は「ウィンドウトリートメントの種類」、ロールスクリーン自体の選び方は「ロールスクリーンの選び方完全ガイド」をご覧ください。
取り付け前の採寸チェックリスト
- 窓枠の内寸と奥行きを測る
- カーテンレールから窓までの距離を測る
- 窓ハンドル・クレセント錠・網戸の位置を確認する
- ロールスクリーンを下ろしたときの下端位置を決める
- チェーンを左右どちらで操作するか決める
- カーテンを束ねたときの厚みと干渉を確認する
賃貸住宅では、壁や窓枠への穴あけが可能か、管理規約や契約条件も事前に確認してください。
ロールスクリーンとカーテンの併用に関するよくある質問
- ロールスクリーンとカーテンは同じ窓に付けられますか?
-
取り付け位置と奥行きを確保できれば併用できます。一般的には窓側へロールスクリーン、室内側へカーテンを設置します。窓枠、レール、ハンドル、操作チェーンが干渉しないか採寸してください。
- ロールスクリーンはカーテンレールに取り付けられますか?
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専用のレール取付金具に対応した製品なら可能な場合があります。ただし、レールの形状や耐荷重によっては設置できません。製品とレール両方の仕様を確認してください。
- カーテンとロールスクリーンは同じ色にするべきですか?
-
完全に同じ色でなくても、明るさや色味を近づけるとまとまります。柄物を使う場合は片方を無地にし、壁・床・家具のいずれかと共通する色を選ぶと合わせやすくなります。
- 遮光性はカーテンとロールスクリーンの併用で高まりますか?
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生地を重ねることで光を抑えやすくなりますが、取付位置の隙間から光が入る場合があります。遮光等級だけでなく、窓を覆う幅・丈と上・横・下の隙間も確認してください。
まとめ|役割と取付位置を先に決める
ロールスクリーンとカーテンを同じ窓で併用するなら、窓側へロールスクリーン、室内側へカーテンを配置する方法が基本です。日中の光調整、夜の目隠し、部屋の印象など、それぞれに担当させる役割を先に決めると選びやすくなります。
購入前には窓枠の奥行き、レールとの距離、操作チェーン、窓ハンドルを採寸し、開閉時に生地同士が触れないことを確認しましょう。別々の窓で使い分ける場合は、色と素材感をそろえることで統一感のある窓まわりになります。

