「遮光1級と2級は何が違うの?」
「1級を選べば間違いない?」
「寝室には何級がおすすめ?」
遮光カーテンを選ぼうとすると、「1級」「2級」「3級」という表示を見かけます。
しかし、数字だけでは実際にどれくらい暗くなるのか分かりにくく、何級を選べばよいのか迷う方も多いでしょう。
結論からいうと、寝室なら1級、リビングなら2級がおすすめです。
ただし、等級が高ければ誰にでも最適というわけではありません。
この記事では、遮光等級の違いや見え方、おすすめの選び方を分かりやすく解説します。
結論|寝室は1級、リビングは2級が人気
まずは違いをまとめます。
| 等級 | 光の入り方 | おすすめの部屋 |
|---|---|---|
| 遮光1級 | ほとんど光を通さない | 寝室・子ども部屋・シアタールーム |
| 遮光2級 | やや光が入る | リビング・寝室 |
| 遮光3級 | 明るさを感じる | リビング・書斎・和室 |
遮光等級は「高いほど良い」ではなく、部屋の用途によって選ぶことが重要です。
遮光等級とは?

遮光等級とは、カーテンがどれくらい光を遮るかを示した基準です。
一般的にはJIS(日本産業規格)に基づいた試験方法で測定され、多くの国内メーカーもこの基準に沿って表示しています。
つまり、「遮光1級」という表示は、メーカー独自ではなく一定の基準を満たした商品であることを示しています。
ただし、同じ1級でも生地の色や織り方によって室内の明るさの感じ方は異なるため、等級だけで判断しないことも大切です。
遮光等級はJISの試験方法で評価されている
遮光等級は、一般的にJIS(日本産業規格)の試験方法に基づいて測定されます。
等級ごとの遮光率の目安は次のとおりです。
| 遮光等級 | 遮光率 |
|---|---|
| 遮光1級 | 99.99%以上 |
| 遮光2級 | 99.80%以上 99.99%未満 |
| 遮光3級 | 99.40%以上 99.80%未満 |
数字だけを見ると大きな違いがないように感じますが、人の目はわずかな光の差も敏感に感じ取ります。
特に寝室では、遮光2級と遮光1級で朝の明るさの感じ方が変わることがあります。
遮光1級とは?
遮光1級は、最も遮光性能が高い等級です。
外からの光をほとんど通さず、昼間でも室内をかなり暗くできます。
こんな方におすすめです。
- 朝日で目が覚めてしまう
- 夜勤など昼間に睡眠を取る
- プロジェクターを使う
- 赤ちゃんのお昼寝部屋
- 西日をできるだけ抑えたい
ただし、光がほとんど入らないため、人によっては圧迫感を感じることもあります。
また、日中でも照明が必要になる場合があります。
遮光1級にも実は細かなランクがある
「遮光1級ならすべて同じ性能」と思われがちですが、実はそうではありません。
一般社団法人日本インテリア協会(NIF)では、遮光1級の中をさらに細かく分類した表示を採用しています。
| 等級 | 遮光率 | 人の顔の見え方の目安 |
|---|---|---|
| 遮光1級 A++ | 99.99%以上 | 人の表情がほとんど識別できないレベル |
| 遮光1級 A+ | 99.99%以上 | 人の表情は分かりにくい |
| 遮光1級 A | 99.99%以上 | 人がいることは分かる程度 |
つまり、同じ「遮光1級」でも、室内で感じる暗さには違いがあります。
なお、このランク表示を採用していないメーカーもあるため、すべての遮光1級商品に当てはまるわけではありません。実際の性能は各メーカーの商品説明をご確認ください。
遮光2級とは?
遮光2級は、適度に光を取り入れながらまぶしさを抑えるバランス型です。
昼間でも部屋が真っ暗にはならず、生活しやすい明るさを保てます。
現在はリビングや寝室で最も選ばれることが多い等級でもあります。
特に、
- リビング
- 子ども部屋
- 在宅ワーク
などでは、2級がちょうど良いと感じる方も多くいます。
遮光3級とは?
遮光3級は、室内に自然光を取り込みながら、直射日光のまぶしさを和らげる程度の遮光性能です。
部屋を暗くしたくない方や、昼間も明るく過ごしたい方に向いています。
特に、
- 和室
- ダイニング
- 北向きの部屋
などでは選ばれることがあります。
一方で、朝日による目覚めを防ぐほどの遮光性は期待できません。
遮光1級だから真っ暗になるとは限らない
「遮光1級なら昼間でも真っ暗になる」
そう思われることがありますが、実際は少し違います。
カーテン本体の遮光性能は高くても、部屋にはさまざまな場所から光が入ります。
例えば、
- カーテンの隙間
- レールの上部
- カーテンの左右
- 床との隙間
などです。
そのため、完全な暗室になるわけではありません。
特に一般的なカーテンレールでは、上部から光が入りやすくなります。
昼間でも真っ暗な部屋を作りたい場合は、
- カーテンボックス
- 正面付けレール
- リターン仕様
なども合わせて検討すると効果的です。
遮光等級だけで選ぶと後悔することもある
遮光等級は重要ですが、それだけで選ぶと後悔するケースもあります。
例えば、
リビングで遮光1級を選んだ
日中でも部屋が暗く感じる。
照明を付ける時間が長くなった。
寝室で遮光3級を選んだ
朝日で早く目が覚めてしまう。
休日もゆっくり眠れない。
西日対策だけで遮光1級を選んだ
暑さは少し改善したものの、部屋が暗くなりすぎた。
遮熱性能も合わせて確認すれば良かった。
このように、部屋の用途まで考えて選ぶことが大切です。
遮光性能と色は関係ある?
昔は、
「黒いカーテンの方が遮光性が高い」
と言われることがありました。
しかし、現在は必ずしもそうではありません。
遮光性能は、
- 生地の構造
- 樹脂コーティング
- 裏地
などによって決まります。
そのため、
白い遮光1級
ベージュの遮光1級
グレーの遮光1級
も数多く販売されています。
つまり、色ではなく「遮光等級」を確認することが重要です。
遮光カーテンは遮熱効果もある?
遮光性能が高い商品は、生地が厚いため遮熱性や断熱性も高い傾向があります。
ただし、
遮光=遮熱
ではありません。
遮熱性能は別の試験で評価されるため、
西日対策や省エネを重視する場合は、
- 遮熱
- 保温
などの表示も確認しましょう。
カーテン専門店ではどう提案する?
専門店では、最初に
「何級がいいですか?」
とは聞きません。
代わりに、
- どの部屋ですか?
- 朝日は入りますか?
- 西日は強いですか?
- 何時に寝ますか?
- 夜勤はありますか?
- お子さんはいますか?
などを確認します。
例えば、
寝室なら1級。
リビングなら2級。
書斎なら2〜3級。
というように、生活スタイルに合わせて提案するケースが一般的です。
よくある質問
遮光1級は昼でも真っ暗になりますか?
カーテン本体の遮光性能は非常に高いですが、カーテンの隙間やレール部分から光は入ります。
完全な暗室になるわけではありません。
遮光1級はリビングでも使えますか?
もちろん使用できます。
ただし、人によっては部屋が暗く感じることもあるため、日中の明るさを重視する場合は遮光2級もおすすめです。
遮光等級は洗濯すると変わりますか?
通常のお手入れで急激に性能が落ちることはありません。
ただし、生地の劣化やコーティングの傷みが進むと、少しずつ性能が低下する可能性があります。
実際のお手入れ方法は、メーカーの洗濯表示を確認してください。
まとめ
遮光等級は、
- 寝室なら1級
- リビングなら2級
- 明るさを重視するなら3級
が一つの目安になります。
ただし、
- 部屋の用途
- 朝日
- 西日
- 家族構成
- ライフスタイル
によって最適な等級は変わります。
「数字が大きい方が良い」と考えるのではなく、自分の暮らしに合った遮光性能を選ぶことが、後悔しないカーテン選びにつながります。
本記事は一般的な遮光カーテンを前提に解説しています。
メーカーや商品によって性能やお手入れ方法は異なるため、実際に購入する際は商品説明やメーカーの案内をご確認ください。
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