ロールスクリーンを上げると生地が片側へ寄る、ボトムバーが斜めになる、巻き取り部が「竹の子」のように膨らむ状態は、一般に巻きずれ・巻き乱れと呼ばれます。軽いずれでも繰り返し操作すると、生地の端が部品へ擦れて、ほつれや破れにつながることがあります。
まず操作を止め、取付けの水平、障害物、操作方向を確認してください。調整シールを使える製品もありますが、貼る位置や手順はメーカー・機種で異なります。説明書を確認できない状態で分解したり、自己流で生地を巻き直したりするのは避けましょう。
- 生地の端がサイド部品へ擦れている
- 生地にほつれ・折れ・破れがある
- 巻き取り時に異音や強い抵抗がある
- 本体やブラケットがぐらついている
ロールスクリーンの巻きずれとは?
巻きずれとは、生地がローラーパイプへ水平に巻き取られず、左右どちらかへ少しずつ寄っていく現象です。巻かれた生地の片側だけが厚くなり、横から見ると竹の子状に見えることがあります。
- ボトムバーの左右で高さが違う
- 上げるほど生地が片側へ移動する
- 生地の端が本体や操作部に触れる
- 巻き取り部の片側だけが膨らむ
- 降ろしたときに生地がねじれて見える
単に窓枠そのものが傾いて見える場合もあるため、見た目だけで判断せず、本体とボトムバーを水平器などで確認することが大切です。

ロールスクリーンが斜めになる主な原因
本体が水平に取り付けられていない
左右のブラケット位置に差があると、重力によって生地が低い側へ寄りやすくなります。取付け直後から斜めになる場合や、毎回同じ方向へずれる場合は、本体の水平を確認しましょう。ネジの緩みや取付け面の変形によって、使用中に傾きが生じることもあります。
生地やボトムバーが障害物に当たっている
窓のハンドル、観葉植物、収納かご、家具などへ片側だけが接触すると、その抵抗で生地が斜めに巻かれます。風で生地が揺れた状態の操作や、結露で生地が窓ガラスへ部分的に貼り付いた場合も注意が必要です。
プルコードやハンドルを斜めに操作している
プルコード式やコードレス式では、中央ではなく端を持つ、横方向へ引く、片手で斜めに押し上げると左右へ異なる力が加わります。操作部の中央を持ち、本体に対してまっすぐ上下へ動かしましょう。
方式ごとの正しい操作は、チェーン式・プルコード式など操作方法の違いも参考にしてください。
生地の巻き始めが片寄っている
一度ずれた状態で巻き上げを繰り返すと、ローラーパイプ上の厚みが左右で変わり、さらに片寄りやすくなります。洗濯対応製品で生地を取り外した後や、本体を移設した後に発生した場合は、再取付けの状態も確認が必要です。
本体・生地・部品が変形または摩耗している
ローラーパイプの変形、ボトムバーの片寄り、ブラケットやサイド部品の摩耗でも巻きずれが起こります。長く使用した製品で急に症状が出た場合や、落下・衝撃の後に斜めになった場合は、自己調整より点検を優先してください。
巻きずれを確認する安全な手順
1.それ以上巻き上げず、生地の状態を見る
生地が本体へ接触しているときは、無理に最後まで上げないでください。擦れている側、膨らんでいる側、ほつれの有無を写真に残しておくと、販売店へ相談するときにも役立ちます。
2.周囲の障害物を取り除く
窓ハンドルや家具との接触がないか、ボトムバーに物が引っ掛かっていないかを確認します。窓を閉め、風が当たらない状態でゆっくり一往復だけ操作し、ずれ方を観察します。
3.本体とブラケットの水平・固定を確認する
水平器を本体へ当て、左右差を確認します。ぐらつきやネジの緩みがある場合は操作を中止してください。高所、硬い下地、取付け面の補修が必要な場合は、落下事故を防ぐため施工店へ相談しましょう。
取付け寸法と取付け方の基本は、ロールスクリーンの正しい採寸方法で確認できます。
4.中央をまっすぐ操作して再確認する
プルコードやハンドルは中央を持ち、真下または真上へゆっくり操作します。チェーン式はチェーンを横へ引っ張らず、製品の説明書に示された側を垂直に操作します。途中で抵抗や異音が出たら止めてください。
巻きずれ調整シールを使う場合の注意点
国内メーカーの一部製品には、ローラーパイプへ貼る「巻きずれ調整シール」が付属しています。シールで片側の巻き径をわずかに変え、生地の進行方向を補正する仕組みです。
ただし、生地を下ろす位置、シールを貼る側・場所・枚数は製品ごとに異なります。反対側へ貼るとずれが悪化する可能性があるため、一般的な動画や他社製品の手順をそのまま流用しないでください。
- 本体のメーカー名と品番を確認する
- その機種の取扱説明書を入手する
- 指定された純正シールまたは指定素材を使う
- 説明書どおりの位置へ少量ずつ貼る
- 一度に巻き上げず、途中で左右の状態を確認する
説明書が見つからない、シールの貼付位置を判断できない、生地がすでに擦れている場合は、作業せず販売店やメーカーへ相談しましょう。
自分で直さず相談したほうがよいケース
- 生地端のほつれや破れが進んでいる
- 水平を確認しても毎回同じ方向へずれる
- ローラーパイプやボトムバーが曲がっている
- ブラケットが割れている、または取付け面が弱い
- 操作部から異音がする、チェーンが引けない
- 調整シールを貼っても改善しない、または悪化した
- 高所で本体の取り外しが必要になる
巻きずれだけでなく昇降そのものに異常がある場合は、ロールスクリーンが上がらない・下がらない原因も確認してください。
巻きずれを再発させない使い方
- プルコードやハンドルは中央を持ってまっすぐ操作する
- 生地が風で揺れているときは上げ下げしない
- 窓ハンドル・家具・植物から距離を取る
- 結露や水分が付いたまま巻き上げない
- 急に引く、端を持つ、途中でねじる操作を避ける
- 異音や片寄りを見つけたら早めに止める
購入前の失敗防止については、ロールスクリーンで後悔する理由と対策もご覧ください。
ロールスクリーンの巻きずれに関するよくある質問
- ロールスクリーンが少し斜めでも使い続けてよいですか?
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生地が部品へ擦れていなくても、ずれが進行する可能性があります。いったん操作を止め、水平・障害物・操作方向を確認してください。
- 巻きずれ調整シールはどちら側に貼りますか?
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貼る側と位置はメーカー・機種・ずれ方で異なります。誤ると悪化するため、必ず対象製品の取扱説明書に従ってください。
- 本体を取り外して巻き直してもよいですか?
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機構部の破損や落下につながるため、説明書で認められた作業以外は避けましょう。特に高所や大型製品は施工店への相談が安全です。
- 新品なのに最初から斜めになる場合はどうしますか?
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取付けの水平や障害物を確認し、改善しなければ操作を繰り返さず、写真と品番を用意して購入店へ連絡してください。
まとめ|ずれを見つけたら早めに操作を止めよう
ロールスクリーンが斜めになる主な原因は、取付けの傾き、障害物への接触、斜め操作、生地の片寄り、部品の変形や摩耗です。軽いずれでも無理に巻き上げると生地を傷めるため、まず水平と周囲を確認しましょう。
調整シールを使う場合は対象製品の説明書を必ず確認し、擦れ・ほつれ・異音・ぐらつきがある場合は作業を中止して販売店やメーカーへ相談してください。

