遮光カーテンを選ぶとき、
「白でも遮光できる?」
「黒の方が暗くなる?」
「リビングは何色がいい?」
と悩む方は多いのではないでしょうか。
実は、遮光カーテンは「色」だけで性能が決まるわけではありません。
近年ではホワイトやアイボリーでも遮光1級の商品が数多く販売されており、色だけで遮光性能を判断することはできません。
この記事では、遮光カーテンの色選びで失敗しないために、部屋別のおすすめカラーやインテリアとの合わせ方まで詳しく解説します。


遮光カーテンは色だけで性能が決まるわけではない
遮光等級は生地の試験値です。同じ1級でもNIFの目視区分はA++〜Cに分かれ、光の感じ方に差があります。また、実際の部屋ではカーテン上部・下部・側面・中央の隙間、縫製、取付方法から光が入ります。色名だけでなく、等級、1級内区分、サンプルを光にかざした見え方、窓まわりの納まりを確認してください。
色によって部屋の印象は大きく変わる

遮光性能は同じでも、色によって部屋の雰囲気は大きく変わります。
| 色 | 部屋の印象 | おすすめの部屋 |
|---|---|---|
| ホワイト・アイボリー | 明るく広く見える | リビング・寝室 |
| ベージュ | ナチュラルで温かみがある | リビング・子ども部屋 |
| グレー | 落ち着いた印象 | 寝室・書斎 |
| ネイビー | 高級感・ホテルライク | 寝室 |
| ブラック | シアタールーム向き | ホームシアター |
表の色は性能や心理効果を保証する「推奨」ではなく、配色を考える出発点の例です。部屋用途だけで固定せず、壁・床・家具・照明と候補生地を並べて選びます。
「遮光性能」だけでなく、「部屋をどう見せたいか」も考えて選ぶことが大切です。
実は白い遮光1級カーテンもある
昔は「白い遮光カーテンは作れない」と言われることもありました。
しかし現在では、
- 黒い糸を生地の中へ織り込む技術
- 高密度織物
- 多層構造
などの技術が進歩したことで、アイボリーやホワイト系でも遮光1級の商品が販売されています。
一方で、一般的には濃色の方が光漏れを感じにくい傾向はあります。
寝室でできるだけ暗くしたい方は、ダークグレーやネイビーなども選択肢になります。
部屋別におすすめの色
遮光カーテンは、部屋の用途に合わせて色を選ぶことで、より快適な空間になります。
寝室
寝室の色は、壁・床・寝具との組合せと、昼夜にどう見せたいかで選びます。できるだけ暗くしたい場合も、ダークカラーを一律に足すのではなく、まず必要な遮光等級と1級内区分、窓まわりの隙間を確認します。圧迫感を避けたい場合は、白・アイボリー・ライトグレーの遮光商品も候補にできます。
リビング
おすすめ
- アイボリー
- ベージュ
- ライトグレー
- グレージュ
家族が長時間過ごすリビングでは、明るく開放感のある色がおすすめです。
濃い色は高級感がありますが、昼間でも暗く感じることがあるため、自然光を取り入れたい場合は明るい色の方が快適に感じられます。
子ども部屋
おすすめ
- ベージュ
- ライトグレー
- パステルカラー
近年は遮光性能を備えた淡いカラーの商品も増えています。
昼寝や勉強の環境を整えながら、明るく優しい雰囲気をつくることができます。
書斎・ワークスペース
画面への映り込みが気になる場合は、カーテンの色より、窓と画面の位置、光が入る方向、開閉量、必要な遮光等級を先に確認します。グレーやネイビーは配色例の一つですが、集中しやすさを色だけで決めず、昼夜の明るさと画面の見え方を実際の席から確認してください。
床や家具との組み合わせも重要
カーテンだけで色を決めると、部屋全体のバランスが崩れることがあります。
例えば、
ナチュラル系の床
おすすめ
- アイボリー
- ベージュ
- グレージュ
木目との相性が良く、部屋全体が柔らかい印象になります。
ダークブラウンの床
おすすめ
- グレー
- ネイビー
- ライトベージュ
暗い床にブラックを合わせると重たく感じることがあります。
少し明るめの色を選ぶことで、バランスが取りやすくなります。
ホワイトインテリア
おすすめ
- ライトグレー
- ホワイト
- ブルーグレー
北欧風やホテルライクな空間を演出しやすい組み合わせです。
実物サンプルを見ることをおすすめする理由
ネットショップの写真だけで色を判断するのはおすすめできません。
理由は、
- 撮影時の照明
- モニターの色設定
- 日中と夜の見え方
によって印象が大きく変わるためです。
多くのメーカーや専門店では無料または低価格で生地サンプルを取り寄せられます。
購入前に実物を窓際で確認するだけでも、「思っていた色と違った」という失敗を防ぎやすくなります。
実は「光の色」でも見え方は変わる
これは意外と知られていません。
同じカーテンでも、
- 朝日
- 昼の自然光
- 夕日
- 電球色
- 昼白色LED
では色の見え方が変わります。
例えばグレーは、
昼間は爽やかに見えても、
夜の暖色照明では少しブラウン寄りに見えることがあります。
反対にベージュは、暖色照明との相性が良く、夜はより温かみのある空間になります。
そのため、生地サンプルは昼だけでなく夜にも確認すると、購入後のイメージ違いを減らせます。
よくある質問
- 黒いカーテンの方が遮光性能は高いですか?
-
必ずしもそうではありません。
現在の遮光カーテンは、生地の構造や裏面加工によって遮光性能を高めているため、ホワイトやアイボリーでも遮光1級の商品があります。
重要なのは色ではなく、遮光等級を確認することです。
- 汚れが目立ちにくい色はありますか?
-
汚れの目立ち方は、汚れや埃の色、生地の光沢・凹凸、無地か柄物か、照明によって変わります。グレーやベージュを一律に「汚れが目立たない色」とせず、日常の汚れを想定してサンプルを確認し、洗濯表示とウォッシャブル表示も選択条件に加えてください。
- 寝室には何色がおすすめですか?
-
落ち着いて眠りたい方には、
- グレー
- ネイビー
- ダークブラウン
が人気です。
一方、圧迫感を避けたい場合はアイボリーやライトグレーでも十分に快適な寝室をつくれます。
まとめ
遮光カーテンは、色だけで性能が決まるわけではありません。
現在ではホワイトやベージュでも遮光1級の商品があり、重要なのは遮光等級や生地の構造です。
色を選ぶ際は、
- 部屋の用途
- 家具や床との相性
- 昼と夜の見え方
- 生地サンプルでの確認
を意識すると、購入後の満足度が大きく高まります。
「暗くしたいから黒」「明るくしたいから白」と決めつけるのではなく、自分の暮らしに合った色を選ぶことが、長く愛用できるカーテン選びにつながります。

